• 既存設備の安定稼働に
    日々目を配りつつ
    高効率の新設備導入も
    図っていく。

INTERVIEW

設備管理グループ
機械チーム

斉藤 隆志

  • 発電所内に設置されている様々な機械設備の安定稼働を図っていくための定期改修の実施計画立案とその工事管理。そして新しい設備の導入検討から発注、設置工事、検収、試運転までの一連の管理を行うのが設備管理グループ機械チームのミッションです。7名の限られたメンバーで広大な発電所内に設置される設備を管理していくため、業務内容は実施検討の打ち合わせやそのための資料作成などのデスクワークが多く、実際の修繕工事自体は協力会社に発注します。

    私の以前の担当設備はボイラーでしたが、現在はボイラーから出た蒸気で回す発電タービンをメインに見ています。そのサイズは大きく、7万kwもの高出力を発揮する長さ約15m、幅4m の大型回転機械です。運転中の温度や振動などを常にモニタリングしており、数字の変化から磨耗や劣化を予測し、定期改修計画の立案につなげています。

    責任の大きい新規設備導入を任され、
    安定稼働までやり遂げる。

    2018年から2020年にかけて、より環境負荷を低減できるガスタービン発電設備の建設プロジェクトが行われました。私はそこに機械担当として参加し、工事着工前の設備検討段階から、基礎工事、据付、配管、塗装、そして試運転まで工事監理の大役を任されたのです。当社にとっては次世代の主力発電設備であり、責任は大きく、プレッシャーもかなり感じました。機器や配管メーカーの本社や地方工場に足を運んで進捗確認を行い、一時は韓国の工場にも月に1回のペースで渡航し、ボイラーの製作状況の確認を行なっています。
    このように深く取り組んだ案件だけあって、試運転時にタービンが回った時は感動しました。でもそこからが新たな出発点。それからしばらくは不安定な稼働が続き、トラブルシューティングの連続だったのです。現在ようやく安定稼働状況に至り、鹿島南共同発電所の主力機として活躍しています。

  • 若手社員が自走できるように、
    基準書の整備に取り掛かっています。

  • つい最近、チームリーダーに昇格しました。今までも後輩からの相談に応じたりミーティングでアドバイスしたりするなど、培ってきた設備関連の技術を若手社員に惜しみなく教えてきましたが、今後はプレイングマネージャーとして後進の育成も正式な役目の一つになります。そこで新たに取り組んでいるのが、設備に関する基準書など、安定した機械の運転に必要なツールの整備です。これまで使用していた基準書はかなり前につくられたもので、現在の仕様に合わせてブラッシュアップしていく必要があるのです。それを読めば、設備の細かい部分まで理解できるだけではなく、設備運用に対する考え方なども学べるものにする予定です。こうして若手社員の技術がボトムアップしていくことで、より高効率、より低環境負荷の発電設備に向けた新たな取り組みをチーム全体で進めていけるのではないかと考えています。

  • prof
  • PROFILE
  • (さいとうたかし)
  • 測量会社の測量士から30歳の時に転職。機械に関する知識はほとんどなかったが、将来の安定や待遇面に魅力を感じ、1から学ぶ意識を強く持って入社を希望した。
    • 08:00
      出社
      工事会社から提出された見積もりの査定や、次期工事計画に関する資料作りに集中する。
      10:00
      現場巡回
      工事の着工前の確認。
      11:00
      工事計画のミーティング
      協力会社と設備改修工事に関する準備の打ち合わせをする。
      12:00
      昼食
      社食で同僚と会話を楽しむ。
      13:00
      資料作成
      仕様書と照らし合わせて工事記録の確認作業を行う。
      16:00
      チームミーティング
      チームメンバーたちと現時点の状況を共有する中で、部下の質問に答えていく。
      18:00
      帰宅
lifeinhere
  • 登山のために始めたランニングが
    いつしか毎日の楽しみになりました。

    登山のための基礎体力づくりに始めたランニングが、いつの間にか心から楽しめる趣味になりました。毎日4〜5kmを、土日の休日には20〜30kmを走っています。月間の走行距離は300〜400kmになります。走り出すと却って疲れが抜け、心地良くなるほどです。去年はフルマラソンを2回、100kmのウルトラマラソンを1回、完走しました。そのうち、フルマラソンで3時間を切るタイムを叩き出したいですね。

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