鹿島南共同発電では、発電機を回して電気を創っています。発電機というのは、大きなモーターと考えてもらえれば判りやすいと思います。電気自動車を想像してみて下さい。電気自動車では、電池から電気を供給することでモーターが回転し、その力をタイヤに伝えることで自動車を走らせることができます。十分に自動車の速度が上がった状態で電気の供給を止めると、自動車が走り続けることで、モーターが回転し続けます。この時にはモーターから電気が発生して電池を充電することができます。発電所では、この原理を利用して発電機を回して電気を創っています。
当社では、都市ガスを燃焼させて得られる熱エネルギーを使ってボイラーで蒸気を発生させ、この蒸気の圧力と熱エネルギーを使って、タービンを回転させて、その力を発電機に伝えて電気を創ることができます。発電に使われた後の蒸気は、まだ大きなエネルギーを持っていますので、電気と合わせて、コンビナート南グループの16社に供給しています。各社が単独で電気や蒸気を生産するよりも鹿島南共同発電で一括して生産することで、エネルギーの有効利用を図ることができます。
2020年7月に
都市ガスを燃焼したガスで直接発電機を回して発電する
ガスタービンコージェネレーションシステムの稼働が始まりました。
Creating Energy